銀行員から転職!事業再生コンサルタントを目指した理由とは?
※当メディアはロングブラックパートナーズ株式会社をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。
銀行から転職し、事業再生コンサルタントとして活躍しているKさんにインタビューを行いました。Kさんがこのキャリアを選んだ背景、日々の業務で感じるやりがい、将来のビジョン、事業再生コンサルタントを目指すなら押さえておきたい心構えなど、お話を伺いました。これから同じ道を目指す方々にとって、参考になる内容になっているのでぜひご覧ください。

2019年9月にロングブラックパートナーズに入社。銀行員時代に培ったスキルを活かし、事業再生コンサルタントとして活躍。不足している情報を補いながら仮説を構築していく過程は大変な分、やりがいも大きいと話す。
銀行員時代に、企業を支援した経験が、
その後のキャリアを変えていく
——事業再生コンサルタントという職業に興味をもったきっかけとは?
きっかけは銀行員時代に経営難に陥った企業を支援した経験ですね。取引先の中で厳しい状況にある企業に融資を実現し、その際にお客様から感謝の言葉をいただいたことが非常に印象に残っています。その経験を通じて、この分野に興味を持ち、事業再生という仕事の重要性とやりがいを強く感じました。
——銀行の支店営業の方が、事業再生に関与する機会は多いのでしょうか?
銀行によって異なると思いますが、支店営業の全員が事業再生について詳しいわけではありません。再生業務はどちらかというと、本部のベテランの方が担当するケースが多いです。私自身は再生専門部署ではありませんでしたが、取引先の中で厳しい状況の企業があり、その支援をする機会があったのがきっかけでした。
——その経験が現在のお仕事にどのように活かされていますか?

銀行員の視点や考え方を理解している点が強みになっています。我々の仕事では、銀行が顧客を紹介してくれるケースも多く、銀行自体が顧客になることもあります。そうした中で、銀行が何を求めているのかを理解し、それに応じた提案ができるのは他の業界出身者にはないアドバンテージだと思います。
例えば、銀行側が喜ぶポイントを汲み取り、スムーズに交渉を進めることができる点です。私以外にも銀行出身者がいますが、そうした経験が活かされる場面が多いです。これらのスキルが、プロジェクトを円滑に進める上で非常に重要だと感じています。
普通の再生案件では経験できないほど多くのプレイヤーと関わり、経験を積めた
——特に残っているプロジェクトについて教えていただけますか?
東海地域の製造業のお客様を担当した案件が印象的ですね。このお客様は資金繰りが非常に厳しく、再生プロジェクトの中でも特にハードな部類に入るものでした。再生には、法的再生と私的再生という2つの方法がありますが、この案件では両方の可能性を考慮しながら進める必要がありました。どちらの方向性が適切かを見極めるために、詳細な調査と議論を重ねました。ただし、資金が続かないと再生計画そのものが成立しないので、そこが大きな課題でした。
通常は3か月程度で完了するプロジェクトが多いのですが、この案件はお客様のメインバンクや役員、弁護士など、非常に多くの関係者と連携しながら進めていき、9か月ほどかかりました。調査や計画の策定、関係者との調整に時間を要しましたが、普段は関わることの少ない銀行の役員や弁護士など、さまざまな立場の方々と仕事をする機会があり、その分、得られる経験ややりがいも非常に大きかったです。プロジェクトの責任者として、全体をまとめる力や調整力を養うことができたと感じています。
——この仕事を通じて、ご自身が成長したと感じる瞬間とは?

やはり、多くの場面で学ぶようになったことですかね。例えば、全く知らない業界のお客様と接する際には、その業界の知識を事前に本を読んだりして学ぶ必要があります。また、再生業務における財務や税務の知識も転職後に集中的に勉強しました。銀行時代にはほとんど読まなかった本を、今では数多く読んでいます。
——日々勉強と新しい経験。銀行員時代には、得られなかった経験をしているのですね
そうですね。再生計画を策定した後に銀行に説明する「バンクミーティング」があります。取引する金融機関が10行、15行と多いと、それぞれから2名ずつ出席することもあり、30人規模の会議になることもあります。こうした場でプレゼンを行うのは、銀行時代には経験しなかったことです。最初は非常に緊張しましたし、最初から得意だったわけではありません。ただ、経験を積む中で緊張しなくなり、自信を持って話せるようになったと思います。経験を重ねることで得られる成長だと感じます。
事業再生コンサルタントの日常と働き方
——現在活動されているエリアはどこでしょうか?
活動エリアは案件ごとに異なるのですが、私の場合、北は北海道から南は長崎まで幅広く担当しています。例えば、今は函館の案件を担当しており、月曜から金曜まで現地に滞在し、土日は自宅に戻るというスタイルで働いています。
——どのような生活リズムで過ごされているのですか?
基本的にはホテル生活になります。滞在期間は案件によりますが、数か月間滞在することが多いです。現地では朝からクライアントの会社に出向き、会社の業務時間に合わせたスケジュールで仕事を進めます。
たとえば、現在のクライアントでは朝8時から夕方5時までが定時ですが、実際には夜7時くらいまで作業をしていることが多いですね。
家族で過ごす、土日の時間を大切にする
——仕事とプライベートのバランスについてはいかがでしょうか?
案件が一区切りついたタイミングで休暇を取るようにしていますね。銀行員時代から結婚していましたが、子どもが生まれたのは2年前で、今はまだ小さいので、基本的には土日に一緒に過ごす時間を大切にしています。ただ、妻からはもう少し家族と過ごす時間を増やしてほしいというクレームがあることも事実です(笑)。それでも何とかバランスは取れていると思います。
——事業再生コンサルタントという仕事は、ハードに感じますか?
銀行員のときの働き方がどちらかというと少し物足りない部分もあり、もっと働きたい!と思っていたので、今の仕事に対して、それほどのハードさを感じません。ただ、一般的な企業と比べるとハードワークだと思います。土日もパソコンを開いて仕事をすることもありますが、そういう環境を楽しめる人、やりがいを感じられる人には、事業再生コンサルタントという仕事は向いていると思います。
土日に絶対仕事をしたくないという方には向かないかもしれませんね。また、この仕事を面白いと感じるかどうかも大事で、合わないと感じたら早めに方向転換するのも一つの選択肢だと思います。
不足している情報を補いながら仮説を構築していく過程は大変な分、やりがいも大きい
——仕事内容について教えてください
案件によりますが、大きく分けて分析フェーズと計画策定フェーズがあります。
分析フェーズでは、資料やデータを見ながら仮説を立てたり、クライアントにヒアリングをしたりします。
一方、計画策定フェーズでは、クライアントと話し合いながら計画を詰めていきます。売上計画の数字をもらい、それが現実的かどうかをすり合わせる作業が中心になります。
——その業務の中で特にやりがいを感じるフェーズはどこでしょうか?
やはり分析フェーズが一番面白いですね。特に中小企業ではデータが整っていないことが多いので、不足している情報を補いながら仮説を構築していく過程が大変ですが、やりがいも大きいです。財務の分析は比較的定型的ですが、事業の分析はコンサルタントの視点によって切り口が異なるため、人それぞれの個性が出ます。それがこの仕事の面白さだと思います。
ある案件では、現地のデータがほとんど揃っていない中で、限られた資料をもとに仮説を立て、再生計画を導き出した経験があります。その時は非常に大変でしたが、最終的にクライアントが納得し、計画が承認されたときの達成感は格別でした。
一分野ではなく、全領域を見た上での経営に携わりたい
——将来のキャリアについてはどのようにお考えですか?
事業再生コンサルタントの仕事を通じて財務だけでなく、営業や他の領域にも関心が広がりました。独立については考えていませんが、いずれは経営のポジションを目指したいと考えています。この会社で経営に携わるのか、別の場所で経営に関わるのかはまだ決めていませんが、経営者として全体を見渡し、ハンドリングする役割には興味があります。入社当初はCFO(財務責任者)を目指していました。しかし、現在はCEO(最高経営責任者)として経営全般を担当することに魅力を感じています。特に、いろんな経営者と接する中で、会社全体を動かすというのは非常に難しいですが、かっこいいとも感じます。
一分野ではなく、全領域を見た上での経営に携わりたいという思いが強くなっています。何年後になるかわかりませんが、また新たな目標が生まれるかもしれません。
事業再生コンサルタントに興味を持つ方への
メッセージ
——事業再生コンサルタントを目指すために、どんなスキルが必要でしょうか?
そうですね、まず財務の数値を見れる力は必要ですね。ただ、これについては入社後に学ぶことも可能ですので、基礎的な部分さえ押さえていれば問題ないと思います。たとえば、決算書を見て大まかな状況を理解できる程度の知識があると良いでしょう。実際、ロングブラックパートナーズでも新入社員には研修期間を設けています。
新卒の社員の場合は、最初の3か月間は現場に出ず、集中的に研修を受けるスタイルです。一方、中途採用の方は1週間ほどの研修の後、すぐに現場に入って実践を通じて学ぶ形になります。OJTがメインになるため、実際に経験しながらスキルを磨くことが求められます。現場で実践することで得られる成長は大きいですし、それを楽しめる人が向いていると思います。素直さや吸収力、そして前向きな姿勢がとても重要です。スキルとしてはExcelやPowerPointも必要ですが、これらは3か月もあれば慣れるので、それほど心配はいりません。
——人間的な魅力の要素も必要ですね
コンサルタントというと、どうしても専門性や知識の高さが注目されがちですが、実際にはお客様とのコミュニケーション能力が欠かせません。
我々のような再生コンサルタントは、お客様との信頼関係の構築が成功の鍵を握っています。特に中小企業の経営者は、自分の会社に対する強い思い入れを持っていますので、上から目線ではなく、寄り添った対応が求められます。私たちは、債権者と債務者の間に立つ立場なので、中立的な視点を保ちながら両者の信頼を得る必要があります。これが非常に難しい部分でもありますが、このバランス感覚を身につけることができれば、仕事の幅が広がると思います。
——最後に、コンサルタントを目指す方々に一言お願いします
この仕事は決して楽ではありませんが、やりがいや成長を感じられる場面が多いです。自分自身の限界に挑戦したいという方には、非常に魅力的な職業だと思います。迷っている方は、ぜひ一歩踏み出してみてください。
引用元:ロングブラックパートナーズRECRUIT SITEhttps://longblack-recruit.lp-essence.com/
ロングブラックパートナーズ(LBP)は、2008年の創業の独立系財務アドバイザリーファーム。地域の中堅・中小企業へのハンズオンでの財務アドバイザリーサービスの提供を軸としながら、事業再生・事業承継ファンドの運営、DXコンサルティング、M&Aアドバイザリー、税務アドバイスなどのサービスも展開。
LBPは、クライアント企業に常駐し、経営課題の洗い出しから解決策の立案・実行まで深く支援する「現場常駐型」のアプローチが特徴です。3名程度のチームでプロジェクトを遂行し、業務範囲に制限を設けず幅広い経験を積むことで、短期間でプロジェクト運営に必要な広範な財務・事業分析の経験を得ることができます。
注目!現役の事業再生コンサルタントに聞きました
様々な経歴を持つプロフェッショナルが、手触り感、もっと経営に近い領域で仕事をしたい、1社1社と向きあいたい、そんな想いを持って事業再生コンサルタントへ転職しています。
当メディアでは、企業の内部に常駐して業務にあたるハンズオン型のコンサルティングを提供しているコンサルタントの方々にインタビュー!転職したきっかけ、事業再生コンサルタントとしてのやりがいや魅力などを紹介していますので、ぜひご覧ください。

米国公認会計士(USCPA)の資格取得をきっかに、銀行員から事業再生コンサルタントへキャリアチェンジ。事業再生コンサルタントのお仕事の魅力、やりがいをお伺いしました。

監査法人から事業再生コンサルタントへキャリアチェンジ。事業再生コンサルタントのお仕事の魅力、やりがいをお伺いしました。

銀行員から事業再生コンサルタントへキャリアチェンジ。事業再生コンサルタントのお仕事の魅力、やりがいをお伺いしました。

大学在学中にインターンとして事業再生の現場を経験し、その魅力に惹かれてこの道を志す。新卒1年目から、売上高10億円規模、従業員50人から100人の企業を対象に、経営課題の整理や計画策定を担当するなど、幅広い経験を積んでいるSさんに、事業再生コンサルタントのお仕事の魅力、やりがいをお伺いしました。

新卒でコンサルタント会社に入社。現在2年目の事業再生コンサルタントとして、企業の財務状況分析や再生計画の策定に従事。学生時代培ったコミュニケーション力を武器に企業の課題解決に取り組んでいるIさんに、事業再生コンサルタントのお仕事の魅力、やりがいをお伺いしました。
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